■万能薬としてのにんじん
△肌の美容
にんじんにはβカロチンが多量に含まれていることは先に書きましたが、これは体内に入ると必要な分だけビタミンAに変わります。このビタミンAが美容にいいのです。
ビタミンAは皮膚の状態を整え、角質化を防ぐ効果があり、肌荒れの改善やしわの防止に役立ちます。肌の基底細胞の細胞分裂を正常化し、ニキビなどの肌荒れにも効果があり、にんじんを使ったクリームなどの化粧品も作られています。
ビタミンAを取りすぎると吐き気、頭痛、睡眠障害などの障害が出ますが、にんじんに含まれるβカロチンは体内で必要な分だけビタミンAとして吸収されるので、そういう心配がありません。